文部科学省の「令和3年度学校基本調査」によると、大学(学部)進学率は54.9%で過去最高。平成10年度は36.4%だったので、大学(学部)進学率はこの20年ほどで大きく上昇しています。

これから10年、15年後にはさらに大学進学する子どもは増えているかもしれません。

ソニー生命保険株式会社は、大学生以下がいる20歳以上の男女1000名に対し「子どもの教育資金に関する調査」を実施(2022年3月8日公表)。子どもの教育に関することは、家庭によって考え方も異なるため、話せる相手は意外と少ないものでしょう。

そこで、調査結果の中から子を持つ親が自身の子どもの教育に対してどう考えているか、また教育資金はどう準備しているのかなどを見ていきましょう。

高校卒業後の進学を望む親は8割以上

子どもの大学等(大学・短期大学・専門学校、以下同様)への進学に関する意識について聞いたところ、「多少費用がかさんでも進学させたい(計)」(「非常に」と「やや」の合計、以下同様)は84.5%。

また、子どもの大学等の入学金・授業料等の費用については、「費用にこだわらず子どもの希望を優先させたい(計)」が77.1%。

出典:ソニー生命保険株式会社「子どもの教育資金に関する調査」(2022年3月8日公表)

経済的に若干無理してでも、子どもの大学等への進学を望んでおり、子ども自身が考える進路の希望を叶えてあげたいと考える親が多いことが分かります。