大学卒業までの教育資金「1377万円」準備は「銀行預金」が最多

次に、未就学児の親(n=248名)に、子どもが社会人になるまでの教育費がいくらくらい必要だと思うかを聞いたところ、最も回答が集まったのは「1000万円~1400万円位」(34.2%)で、平均予想金額は1377万円になりました。

出典:ソニー生命保険株式会社「子どもの教育資金に関する調査」(2022年3月8日公表)

1000万円以上必要だと感じる方が多いようですね。

では高校生以下の子どもの親(n=748名)に教育費をどのような方法で準備しているか聞いたところ、「銀行預金」(60.6%)と「学資保険」(42.1%)の2つの回答に集中しました。

出典:ソニー生命保険株式会社「子どもの教育資金に関する調査」(2022年3月8日公表)

次いで、「財形貯蓄」(11.2%)、「金融投資(株式投資や先物取引など)」(11.0%)、「(学資保険以外の)生命保険」(8.3%)でした。運用を取り入れている方も見られますね。

また、大学生等の親(予備校生・浪人生を含まない)(n=250名)に大学等への進学のための教育資金を、どのような方法で準備してきたか聞いたところ、最も多かったのは「銀行預金」(71.6%)。

次に「学資保険」(44.4%)、「奨学金」(20.4%)、「財形貯蓄」「教育ローン」「子どもの祖父母(自分の親や義理の親)からの資金援助」(いずれも9.6%)が続きました。

学資保険や預貯金で準備されている方も多いと思いますが、奨学金や教育ローン、子どもの祖父母からの援助や借り入れなどの項目をみると、予定を上回るお金が必要になったと考えられます。