生活保護には4つの条件がある
生活保護とは、健康で文化的な最低限度の生活を保障し、その自立を助長する国の制度です。
しかし誰でも受けられるわけではなく、「資産や能力等すべてを活用してもなお生活に困窮する人」が条件となります。
くわしく見ていきましょう。
1.資産の活用
預貯金や不動産などの資産がないことが条件になります。収入が途絶えても土地や家屋がある場合、それらを売却して生活費に充てることが必要です。
2.能力の活用
働くことで収入を得られる方は、生活保護ではなく労働することが求められます。
3.あらゆるものの活用
日本にはさまざまな公的制度があり、助成金や給付金が受けられる仕組みになっています。活用できる制度がある場合は、生活保護よりもそちらが優先されます。
4.扶養義務者の扶養
家族や親族に援助を受けられる場合、まずは親族間で助け合うことが重要となります。
以上の4つを活用しても収入が最低生活費に満たない場合、生活保護が受給できるのです。