日本にはさまざまな方言が存在します。
普段は何気なく使っていても、思わぬタイミングで「これって方言なの!?」と気づくタイミングがありますよね。
今回は幼稚園の子どもにもらった手紙から、「実は関西弁」だと気づいた特徴についてご紹介します。
子どもの文章はウソをつかない
私達は普段、口語と文語を使い分けています。
口では「シュミレーション」と発声しても、正しくは「シミュレーション」と書きますよね。
他にも「ふいんき→(正)ふんいき」「マニュキア→(正)マニキュア」「せんたっき→(正)せんたくき」など、口で言う言葉と文章で書く言葉に違いが出るものがしばしばあります。
しかしまだ教育を受けていない子どもは、耳で聞いた言葉をそのまま字で表現します。
以下は、知り合いの子ども(関西ネイティブ)がお手紙に書いてくれた文章です。
「きょうは じいの れんしゅうを したよ」
「てえから ちいがでたよ」
読んでしばらくは、「幼稚園の劇でおじいちゃんの役をしたのかな?」など悩んだものです。
実はこれ、
「今日は字の練習をしたよ。」
「手から血が出たよ」
という意味なのです。
関西では1音の言葉をもう1音節伸ばし、2拍で発声する文化があります。
意識したことはありませんが、こうして字で表現してもらうと独特のクセを感じるものです。