まずは2022年度「一般的な夫婦世帯」の年金額をチェック!

2022年1月21日、厚生労働省から2022年度の年金額改定についてのお知らせが公表されました。

こちらの資料によると、2022年度の新規裁定者(67 歳以下の方)のうち、一般的な夫婦世帯の年金額は下記の通りとなります。

  • 2022年度(月額):21万9593 円

これは2021年度の22万496 円から、実に903円のマイナスとなります。

ここで気になるのが、「一般的な夫婦世帯」の定義について。同調査では、次のような夫婦を想定したシミュレーションであると説明しています。

「平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43.9万円)で 40 年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準」

わかりやすく整理すると、

  • 夫の給与はボーナス込みで43.9万円だった
  • 夫はその給与水準で40年間会社員として働いた
  • 妻はずっと専業主夫だった

という夫婦を想定していることがわかります。

今のシニア世代では一般的な夫婦世帯であるかもしれませんが、もちろん全員にあてはまるわけではありません。

年金の受給額は、個人によって差が激しいのです。

そこで、次は実際に受給されている年金の金額にフォーカスをあててみましょう。