まずは「自己受容」からはじめよう
自己肯定感は自分を肯定する感覚なので、まだありのままの自分を受け入れられていない人にとっては少々ハードルが高いものです。
苦手なことがある自分、失敗する自分を受け入れるどころか、見たくなくて目をつぶってしまう人もいるのでは。
理想と現実の自分のギャップは、大きければ大きいほど受け入れがたいもの。その場合にはまず、「自己受容」からはじめることをおすすめします。
自己受容とは、ありのままの自分を肯定する前に、受け入れること。
まずは受け入れなければ肯定できませんし、受け入れずに肯定するのでは真の自己肯定感とは言えないでしょう。
たとえば自分の短所を一つ自覚して受け入れ、苦手なことではなく得意なことに時間と労力をかけてみる。そこで変化が見られると、以前よりは自身の長所と短所を客観的にみれるようになります。
小さな一歩が、未来を変えていくもの。
まずは自身の良いところも悪いところも受け入れられているか、振り返ってみてはいかがでしょうか。
宮野 茉莉子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズやライフプランにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用の提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』の編集長。LIMOでは厚生労働省、金融庁、総務省、財務省(国税庁)など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)、中学・高校社会科(公民)教員免許保有。3児のひとり親で趣味は音楽鑑賞と読書(2025年7月4日更新)