自分軸で「お金を使う」

特に富裕層といわれる人々の中には、周囲から「ケチ」だと思われる人もいます。

それはかけるコストに対して見合う価値がないと思えば、安いものでも買わないから。

逆に価値があると思えれば高価なものでも購入し、お金持ちほどその判断はシビアです。

「お金を支払うモノやサービスにそれ相応の価値があるか」を判断するには、しっかりとした自己がなければできることではありません。

なんとなく買ってしまったり、買ったもののそれほど使わなかったり、日常的に少額を消費するラテマネーを使ったり…という方は多いですよね。

消費や浪費でなく、将来の自分にとって価値がある「投資」が最適にできるのが富裕層です。

たとえば便利家電をひとつ使うにも、一般的にはもったいないからと我慢をして家事をする時間や労力を使い、ギリギリになって購入するケースは多いでしょう。

一方で便利家電を購入することで、家事をする時間が減り、その分体力を維持でき、生まれた時間と余裕で他に有意義な時間が過ごせると判断できれば購入を決定できます。

家電を導入することで家族とのコミュニケーションが増えたり、場合によっては仕事の生産性が上がったりする場合もあるでしょう。

高いか、安いかといった目先のことだけでなく、多角的な視点で価値を判断するには自己がなければ難しいものです。

また、自己肯定感が低いことで理想と現実の自分いギャップが大きかったり、失敗して必要以上に自分を責めたりして、そのストレス発散のために無駄遣いをする方も多いでしょう。

見栄を張って生活や収入に見合わない高価なものを買ってしまうのも、自己肯定感の低い人がしがちです。

稼ぐだけでなく、お金をどう使うかについても自己肯定感は影響しているでしょう。