全世界のマクドナルドの店舗数から見るとロシアの比率は約2%に過ぎない
2021年12月時点でマクドナルドは全世界で40,031店を展開しています。
そのうちロシアは847店であり、全店舗の閉鎖がなされても、全店に占める割合は約2%です。
よってマクドナルドにとりロシアからの撤退はそれほどのダメージではありません。
参考までに下記がマクドナルドの国別出店数のランキングです。
- 1位 アメリカ 13,438店
- 2位 中国 4,395店
- 3位 日本 2,941店
- 4位 フランス 1,517店
- 5位 カナダ 1,452店
- 6位 ドイツ 1,432店
- 7位 イギリス 1,367店
- 8位 ブラジル 1,052店
- 9位 オーストラリア 1,023店
- 10位 ロシア 847店
ランキングでロシアは第10位です。
ロシアでの出店数は全体から見ると約2%に留まり、それほど多くありません。
だからこそ、マクドナルドはロシアからの撤退を素早く決めることができたといえます。
中国に抜かれたものの店舗数世界第3位の日本
近年マクドナルドは中国で積極的な出店を行っており、既に日本を抜いて世界第2位の出店数となっています。
しかし、日本の出店数2,941店は、4位フランスの1,517店を大きく離しています。
米国・中国・日本がマクドナルドの3大出店地域です。
1店舗あたりの人口で考えると、日本が4.3万人あたりに1店舗(人口1.26億人)に対し、中国32万人あたりに1店舗(人口14.3億人)であり、中国でのマクドナルドの店舗の伸びは米中対立の行方次第の面があるものの、潜在的な拡大余地はまだ充分残されています。
ただし、マクドナルドの身近さという観点では、1店舗あたりの人口比で見ると日本は中国に比べ遙かに身近な存在となっています。
なお、アメリカは1店舗あたり2.4万人(人口3.2億人)であり、さすが本場の身近さという状態です。