近年、各地で地震や台風、ゲリラ豪雨などによる自然災害が多発しており、災害対策への危機意識が高まっています。

本来キャンピングカーは、アウトドアレジャーを楽しむものですが、「災害対策としてキャンピングカーは役に立つ!」と、その注目度は上昇中です。

でも、災害時に役に立つといわれても、実際どのような装備が災害時に活用でき、役に立つのか知りたい方も多いはず。

万が一、災害が起きて避難生活を余儀なくされた場合でも、できるだけ不便なく過ごしたいはずです。

そこで今回は、災害時の車中泊に役立つキャンピングカー(※編集部注)の3つのポイントをご紹介します。

【※参考記事】【キャンピングカー3選】車中泊で日本全国を旅する夫婦が推す、バンコン・キャブコン・軽キャンピングカー

プライベート空間を確保でき、ストレスを軽減できる

自宅が被災して住めなくなった場合、どこかに避難しなければなりません。公的な避難所では、必ずしも快適な空間で安心できるとはいえないでしょう。

避難所では、プライベートな空間を持てないため、着替えや睡眠などがしづらいです。そのため、ストレスが溜まりやすく体調が悪化しやすくなります。また、トイレは共用で多くの方が利用するので、衛生面は悪化しやすく、健康にも影響を及ぼします。

でも、キャンピングカーなら寝泊まりを目的として作られているため、プライバシーの確保が容易にできます。

そのうえ、断熱処理が施された車両やエアコン、FFヒーターなどが搭載された車両であれば、暑さ・寒さ対策も万全。

また、トイレが備え付けられているキャンピングカーでも、タンク処理ができないことを想定して水を使用しない「非常用簡易トイレ」を用意しておくと良いでしょう。

避難生活が長期に及ぶほどプライバシーの確保は重要になります。プライバシーを確保でき、人目を気にする必要がなくなれば、ストレスを大きく軽減できるでしょう。