キャンピングカーには電気やガス、水などのライフラインが揃っている
災害の規模にもよりますが、自然災害の影響で住宅が被災したり、危険な状態に陥ったりした場合、避難所に身を寄せることになります。
しかし、避難所に電気やガス、水など生活に必要なライフラインが揃っているとは限りません。
2011年の東日本大震災では、水道管の破損により約229万の住宅で水が使用できなくなりました。電気の復旧には、東日本大震災、阪神・淡路大震災(1995年)においても6日ほどかかっています。
また、内閣府の資料によると、災害時、救助活動の現場では、災害後3日(72時間)が勝負と言われています。生死を分けるタイムリミットは災害発生から72時間、とされています。
また、救援物資は災害発生後すぐに手元に届くわけではありません。災害発生後3日間を自力で生き延びるために、日ごろから備えておくことが大切です。
そこで、車中泊を目的に制作されたキャンピングカーが、災害シェルターとして役に立ちます。
装備や車両サイズにもよりますが、キャンピングカーには、ソーラーパネルやサブバッテリーなどを使用した充電装置に加え、カセットコンロや貯水タンクなどが備え付けられているため、生活に必要なインフラが整っています。(※)
※全てのキャンピングカーに生活に必要なライフラインが揃っているわけではありません。その点は、キャンピングカー選びの重要なポイントになります。
万が一、停電や断水などによってライフラインが使用できなくなっても、避難生活の負担を軽減でき、日常に近い生活を過ごすことが可能です。