お金に対して情報収集する

生活の基盤となる「お金」。おひとりさまで生活していく場合、お金についてはきちんと情報収集をして、マネープランを立てる必要があるでしょう。

特に老後資金に関しては、おひとりさまでなくても厳しい方が多いのが現状です。年金だけでは生活できないといわれる現代、自分で老後までのマネープランを立てる必要があります。

日常生活については「1カ月の収支を把握する」「固定費の見直しやポイ活をする」「財形貯蓄や自動積立定期預金で毎月貯まる仕組み作りをする」などで対策しましょう。

万が一の時に備えた貯蓄や老後資金については、金額も大きくなります。おひとりさまだと稼ぎも一人分になるので、預貯金だけでなく一部で運用を取り入れるといいでしょう。

今はつみたてNISAやiDeCoのように、運用益が非課税になる制度もあります。どちらも投資信託等から自分で金融商品を選び、毎月一定額を積み立てていくもの(iDeCoには元本確保型もあります)。

つみたて投資の非課税枠は、毎年40万円が20年間(非課税投資枠は20年間で最大800万円)。途中で引き出すことも可能です。一方のiDeCoは、原則60歳になるまで引き出せません。つみたてNISAは貯蓄に、iDeCoは老後資金の準備に向いています。

運用にはリスクがある一方で、長期間積み立てる積立投資は利息に利息がつく複利の効果が期待できます。

40代であれば、老後まで約20年間。今からしっかり情報収集をして、ひとりの老後に備えたいですね。

これまで見てきたように、日々の考え方や行動次第でおひとりさまライフを快適にすることはできます。自分と向き合いながら、おひとりさまを楽しむ方法を今後も見つけていきましょう。

参考資料

宮野 茉莉子