月例経済報告は一般人対象でわかりやすい

展望レポートとは異なり、月例経済報告は一般の人々を読者の対象としていますから、表現も内容も平易です。広く一般の人に読んでもらうためには平易である必要があるわけですが、平易である理由がもう一つあります。月例経済報告は閣議決定される必要があるからです(笑)。

平易なだけではなく、景気に少ししか関心のない人にもフレンドリーな対応がしてあります。表紙に景気の現状が短くまとめられているのです。

たとえばたとえば2月の報告では「景気は、持ち直しの動きが続いているものの、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が残る中で、一部に弱さがみられる。」とあります。

これだけ読めば、景気の現状に対する大雑把なイメージは掴めるはずです。加えて、今後の予測についても表紙に簡潔な記載があるので、それを併せて読んでも5分で十分なほどです。毎月1回、5分だけ景気の事を考えたい、という人にも読んでもらえるように作られている、というわけです。

時間のある時に覗いて見ては如何でしょうか。