節約を重視し過ぎている
「お金を貯めるにはとにかく節約」とお考えの方も多いでしょう。「収入-支出=貯金」になるわけですが、支出を少し抑える節約だけでは少額となり、貯まる実感を得られにくいものです。
世の中にさまざまな節約法はありますが、5000円、1万円単位で節約できるものは少ないものです。また、節約は続けにくいものも多くあり、節約だけに頼るのはおすすめできません。
漠然と節約するのではなく、まずは具体的に固定費を見直すことをおすすめします。固定費を見直すことで、千円単位で支出を減らすことも可能でしょう。
また、先ほどのラテマネーなどの出費が多い方も含めて、毎月給料日に一定金額を貯める「先取り貯金」をおこなうといいでしょう。
先取り貯金で自動的に貯まる仕組みを作れば、「毎月お金が貯まる実感」が得られてモチベーションも持続できます。残ったお金で生活することになるため、ラテマネーや無駄遣いもガマンしやすくなるでしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。