知っているつもりで、意外と分かっていないことの一つに「年金」があります。

老後になれば貰って当たり前と思ってしまいますが、その仕組みやみんなの平均額はご存知でしょうか。

たとえば厚生年金の平均額は月14万円と言われていますが、くわしく見ると少々違った部分もあります。

セカンドライフの生活の柱となる年金だからこそ、きちんと年金については把握しておきたいですよね。

年金の基本や平均受給額などについて解説していきます。

【注目記事】【厚生年金と国民年金】女性はひと月平均でいくら受給しているか。将来の見込み額も

そもそも「日本の年金制度」はどうなっているの?

今までなんとなく年金を支払ってきた、という方は多いですよね。

日本の年金は、国民年金(基礎年金)と厚生年金の2階建てと言われています。

出所:日本年金機構

1階部分の国民年金(基礎年金)は、20歳以上60歳未満であれば誰もが入るもの。ただ、支払いが厳しい方には免除や猶予制度が設けられています。

一度も厚生年金に加入していない自営業や専業主婦の方はこちらですね。

一方の2階部分は、会社員や公務員、また2016年10月からはパートの方でも条件を満たせば、国民年金に上乗せして加入できます。