60歳から考えたいお金のこと
60歳以降も働くことは、大切な一つの選択肢です。仕事を続けることで貯蓄を切り崩すタイミングやスピードが遅れるため、資産寿命を伸ばすことができるでしょう。
一方で、働けなくなったときのことも早いうちから考えておきたいところです。
まずはご自身の受給予定の年金額を確認することが大切。2022年4月からは75歳まで繰下げ受給ができるようになります。
75歳までで最大84%の増額になりますが、それまでの生活資金が必要ですし、ほんとうにお得になるかは分かりません。慎重に検討されるといいでしょう。
また、資産運用のように、お金に働いてもらう選択肢もあります。60代の方は株式のようにリスクが高めの投資を想像される方が多いですが、毎月コツコツと投資信託を積み立てる積立投資であれば、ある程度リスクを抑えることができます。
あわせて定年後の生活をイメージして生活費を落としたり、健康の維持も続けていったりすることは大切です。
第二の人生なんて言われますが、60歳以降も楽しめるよう、マネープランを考えましょう。
参考資料
- 総務省の「『寅 とら 年生まれ』と『新成人』の人口 - 令和4年 新年にちなんで -」
- PGF生命「2021年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和2年(2020年)調査結果」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和2年(2020年)調査結果」
LIMO編集部