おひとりさまは何に備えた貯蓄が必要?
おひとりさま世帯の場合、配偶者や子どもに対する保障は必要ありません。
そのため高額な保険をかける必要もなく、資金の自由度は高いといえるでしょう。
一方で、老後は一人分の年金で暮らすという側面を考える必要があります。単身世帯の場合、住宅を購入するより賃貸住まいを続ける方も少なくありません。
若い頃に住居購入費がかからないかわりに、一生涯家賃を払い続ける必要がでてきます。
また介護の問題も避けては通れません。二人以上世帯であっても介護費用は自分のお金で出すのが理想ではありますが、おひとりさま世帯では外注することも増えるでしょう。
仮に自宅で過ごせなくなった場合は、施設に入居することも視野にいれなければなりません。
一時期問題になった「老後2000万円問題」には介護費用が含まれていないので、このような項目はしっかり考えておく必要があるでしょう。
執筆者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。