おひとりさまは何に備えた貯蓄が必要?
おひとりさま世帯の場合、配偶者や子どもに対する保障は必要ありません。
そのため高額な保険をかける必要もなく、資金の自由度は高いといえるでしょう。
一方で、老後は一人分の年金で暮らすという側面を考える必要があります。単身世帯の場合、住宅を購入するより賃貸住まいを続ける方も少なくありません。
若い頃に住居購入費がかからないかわりに、一生涯家賃を払い続ける必要がでてきます。
また介護の問題も避けては通れません。二人以上世帯であっても介護費用は自分のお金で出すのが理想ではありますが、おひとりさま世帯では外注することも増えるでしょう。
仮に自宅で過ごせなくなった場合は、施設に入居することも視野にいれなければなりません。
一時期問題になった「老後2000万円問題」には介護費用が含まれていないので、このような項目はしっかり考えておく必要があるでしょう。