老後資金は退職金だけで大丈夫か

ここまで学校の先生の退職金事情を紐解いてきました。

退職後の生活で必要となる必要資金は人ぞれぞれであることは間違いありません。ここまでのデータをふまえ、学校の先生(公務員)は将来安泰しているように感じた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、公務員の退職金は民間企業の退職金相場と大きくかけ離れることがないよう、定期的に見直しが行われていることも事実です。

公務員だけに関わらず「退職金だけ」に過剰な期待を持つことは、避けた方がよいといえるかもしれません。

いまや、退職金任せの老後ではなく、「自分で老後資金を作る」時代にシフトしていると考えてもよさそうです。

「人生100年時代」の足音が聞こえてくる今、長い老後を見据えたお金の準備は、現役時代の「今から」スタートしていく必要があるでしょう。

公務員の退職金、老後のお金は「自分で作る」時代に

超低金利時代と言われるいま、銀行などの預貯金でお金を増やしていくことは難しいでしょう。そんな今こそ、お金に働いてもらうという発想、つまり「資産運用」に目を向ける好機であるともいえそうです。

資産運用のポイントのひとつとして、「運用期間をできるだけ長くとること」が挙げられます。時間を味方にすることで、リスクが軽減され、リターンが安定してきます。

退職金だけに頼らない老後を迎えるために、はじめの一歩を踏み出されてはいかがでしょうか。

参考資料

吉田 奈都子