フルタイム・パートタイムの共働き世帯の年収!妻の収入はいくらか

「家計調査報告(家計収支編)2021年度」によると、二人以上の世帯のうち勤労者世帯(うち世帯主が60歳未満)の家族構成と収入は以下の通り。

【妻の月収8万円以上の共働き世帯】

  • 世帯主の平均年齢…45.8歳
  • 世帯人員…3.53人
  • 持ち家率…81.8%
  • 実収入…80万9777円(うち、夫の収入:52万2146円、妻の収入:24万6947円)

【妻の月収8万円未満の共働き世帯】

  • 世帯主の平均年齢…46.5歳
  • 世帯人員…3.73人
  • 持ち家率…80.2%
  • 実収入…61万5675円(うち、夫の収入:52万353円、妻の収入:5万7324円)

※実収入とは、世帯主を含む世帯員全員の現金収入(税込み)を合計したもの。勤め先収入のほか、事業・内職収入、公的年金等の社会保障給付、財産収入などが含まれます。

妻の月収が8万円以上と8万円未満の共働き世帯の月当たり「実収入」の平均は、それぞれ「80万9777円」と「61万5675円」でした。中身を見ると、夫の収入はどちらも月収約52万円ですから、年収でいえば624万円ほどにボーナスがプラスされます。

国税庁の令和2年度分「民間給与実態統計調査」によると、40歳~44歳の平均給与が571万円、45歳~49歳が621万円。世帯主の収入は、平均よりやや高めだといえます。

妻の収入では、妻の月収8万円以上の世帯では月収が24.6万円ですから、年収では300万円弱にボーナスがプラスされます。夫の収入と合わせれば世帯収入は1000万円弱ですから、平均よりかなり高い収入でしょう。

一方、妻の月収8万円未満の世帯の月収は5.7万円。時給1000円で換算すると月57時間になりますから、週3~4日で3~4時間働いているイメージではないでしょうか。

小学生になっても、低学年のうちは「家の鍵を失くされたり、落とされたりしたら困るから、子どもには渡せない」というお母さんの声も多く聞きます。

また、高学年になっても習い事や塾の送迎を考えると、女性がフルタイムで働くには考えている以上に、ハードルが高いといえるでしょう。