貯蓄額100万円未満の年収1000万円世帯はどれくらい?
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)令和2年調査結果」を元に、年収1000万円~1200万円世帯の貯蓄額と貯蓄額ごとの分布を見ていきましょう。
金融資産保有額(金融資産非保有者を含む)
- 平均値:2386万円
- 中央値:1500万円
平均値とは一部の極端に大きな数値に引っ張られ実態より数値が大きくなりがちです。
一方、中央値は数値を小さい順に並べてちょうど真ん中にくる数値を指すため、より実態に近い数値と言えるでしょう。
内訳
- ~100万円未満:6%(金融資産非保有者含む)
- 100~400万円未満:10.0%
- 400~700万円未満:11.0%
- 700~1000万円未満:10.0%
- 1000~1500万円未満:11.0%
- 1500~2000万円未満:11.0%
- 2000~3000万円未満:12.0%
- 3000万円以上:28.0%
先ほどのデータでは、年収1000~1250万円世帯の平均貯蓄額は2182万円でしたが、こちらのデータで見ると貯蓄額2000万円を超えている割合は全体の40%です。
実際には、半数以上の方は貯蓄額平均値には達していない結果となっています。
また、貯蓄額が1000万円以下の割合でみても、その数値は約37%となっており、年収1000万円を超えていてもまとまった貯蓄がある人と、あまり貯蓄ができていない世帯で二極化しているようです。