自分の年金の見込み額を把握したい方は
ここまで、年金受給額の分布についてみてきました。
しかし、女性は男性よりもライフステージの変化によって加入する公的年金の種類が変わるケースが多くなっています。
将来の年金額を計算するにしても、厚生年金・国民年金の両方に加入期間がある方の場合、それぞれの加入期間を覚えておくのは難しいでしょう。
老後対策に自分の年金の見込み額を知りたい方は「ねんきん定期便」を確認したり、日本年金機構の「ねんきんネット」を使ってみるのがおすすめです。
ねんきんネットでは年金に加入していた全ての期間が月別に記録されています。
国民年金・厚生年金それぞれの加入内容をはじめ、学生納付特例制度などの免除制度・納付猶予を受けていた期間があればその記録を確認することもできます。
また、将来の年金見込額を試算できるツールでは今後の職業や収入が変わったと仮定したパターンなど条件を自分で設定することができるので一度試算してみるのも良いかもしれません。
参考資料
- 厚生労働省「令和2年簡易生命表」
- 厚生労働省「健康寿命の令和元年値について」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況(2021年12月)」
- あなたの年金記録・年金見込額が「ねんきんネット」でわかります!
尾崎 絵実