ANAの業績の持ち直しは顕著
まず、ANAの業績の持ち直しのペースは堅調です。
ANAが2022年2月1日に発表した2022年3月期第3四半期の決算では、売上高は738,046百万円(前年同期比+39.9%)、営業利益は△115,817百万円(前年同期は△362,408百万円)、経常利益は△118,340百万円(同△350,757百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は△102,804百万円(同△309,575百万円)となりました。
緊急事態宣言が全面解除された2021年10月以降、国内線の旅客需要は大きく改善しました。
国際線貨物も好調が続き、過去最高の売上を更新しました。
コストマネジメントも奏功し、結果、8四半期ぶりに営業利益が黒字転換しました。
コロナに対する不安は根強い
業績が回復しつつも株価が低迷し続けたのは、やはりコロナに対する不安感が強いからと考えられます。
日本含め、各国が様々な感染予防対策を取りながらも、感染者数は2022年に入って急増しました。
感染者数に長期安定的な減少傾向が見られるまでは、業績動向の良し悪しに関係なく、買いは向かいづらいのかもしれません。
著者
2022年に株式会社モニクル傘下の株式会社ナビゲータープラットフォーム(現:株式会社モニクルリサーチ)に入社。第一報として報道されるニュースを深堀りし、読者の方が企業財務や金融に対する知的好奇心を満たしたり、客観的データや事実に基づく判断を身に付けられたりできる内容の記事を積極的に発信している。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆中。
入社以前は、株式会社フィスコにて客員アナリストとして約20社を担当し、アナリストレポートを多数執筆。また、営業担当として、IRツール(アナリストレポート、統合報告書、ESGレポートなど)やバーチャル株主総会サービス、株主優待電子化サービスなどもセールス。加えて、財務アドバイザーとしてM&Aや資金調達を提案したほか、上場企業向けにIR全般にわたるコンサルティングも提供。財務アドバイザリーファームからの業務委託で、数千万~数十億円規模の資金調達支援も多数経験。
株式会社第四銀行(現:株式会社第四北越銀行)、オリックス株式会社でも勤務し、中小・中堅企業向け融資を中心に幅広い金融サービスを営業した。株式会社DZHフィナンシャルリサーチでは、日本株アナリストとして上場企業の決算やM&A、資金調達などのニュースと、それを受けた株価の値動きに関する情報・分析を配信。IPOする企業の事業・財務を分析し、初値の予想などに関するレポートを執筆。ロンドン証券取引所傘下のリフィニティブ向けに、週間・月間レポートで、日本株パートを執筆。経済情報番組「日経CNBC」にて毎月電話出演し、相場や株価の状況も解説していた。