株式市場では、常に多くの企業の株価が変動しています。
株価が大きく動いた時、その原因を調べると、今後の投資に活用できるヒントが得られることがあります。
今回は、ANAホールディングス(9202)を取り上げます。
ANAの株価は、長らく7年ぶりの安値圏で推移し続けました。
なぜそのような展開となったのか、背景を検証していきます。
ANAの株価が7年ぶり安値圏で推移
ANAの株価は、2022年3月8日の終値で2167円でした。
2020年3月以降、ANAの株価は2000円台の前半~後半を長らく行き来しました。
この水準は、2014年終盤以来、約7年ぶりの安値圏となります。
なお、2167円という株価は2020年2月28日の終値である2907.5円と比べると、25.5%の下落となりました。