令和4年度の国民年金とモデル夫婦の年金額は?

では、2021年1月 21 日 に厚生労働省より公表された量より、令和4年度の年金額の例を確認しましょう。

出典:厚生労働省「令和4年度の年金額改定についてお知らせします」

上記を見て分かる通り、国民年金は満額で「月額6万4816円(▲259円)」。

厚生年金はモデル夫婦(夫婦2人分の国民年金を含む標準的な年金額)で「月額22万496円(▲903円)」です。

少子高齢化の影響もあり、今後年金額が減る可能性は考えておきたいですね。

生命保険文化センターによれば、老後の最低日常生活費は月額で平均22.1万円。モデル夫婦であればギリギリ赤字にならない可能性もあるといったところでしょうか。

ゆとりのある生活になると、平均で月36.1万円。現代の年金額では、老後ゆとりのある生活は送れないと分かります。

みんなが苦しい老後生活。今後さらに年金だけでは生活できなくなる可能性はあります。

一方で、現代は長く働き続けたり、年金を繰下げ受給したり、副業やポイ活をしたり、つみたてNISAやiDeCoといった非課税制度で運用したりと、老後に取れる対策は複数あります。

上記のような対策は、早くからはじめる積極的な人もいれば、リスクが怖くて全くやらない方もいます。

何事も、極端なことはあまりおすすめできません。「65歳まで働く」「ポイ活を1つ始める」「つみたてNISAの非課税制度を利用してコツコツ運用する」といったように、適度な対策を検討されると良いでしょう。

それぞれ情報収集が大変だったり、運用にはリスクもあります。ただ、やってみて新たな発見がある場合もあるでしょう。この春、ご自身の老後のために、とれる対策をはじめてみませんか。

参考資料

LIMO編集部