コロナ禍で生じた誤算

未だに収束が見えない新型コロナウイルスの感染拡大ですが、受験する子ども達の学習環境や受験は異例づくし。サポートする保護者においても、想定外の事態に戸惑ったという方も多かったのではないでしょうか。

調査結果においても、約1割の世帯で新型コロナウイルスの感染拡大の影響があったと回答。

具体的な影響として最も多かったのは「自宅以外からに通学をやめて自宅から通学するようになった」が22.3%、「学校を変更した」(21.5%)、「海外留学を諦めた(または海外留学中だったが、学校を退学・休学した)」(17.7%)と続き、「進学を諦めた(または在学中の学校を退学・休学した)」(12.0%)となっています。

また、実際に「国の教育ローン」を利用することになった事情ついては、保護者の事情と子供の事情でそれぞれ以下の通りでした。

【保護者事情】

  • 「貯金や貯蓄ではまかないきれなかった」…51.9%
  • 「収入が少なく、不安だった」… 28.1%
  • 「子供にかかる教育費が予想以上だった」…22.6%
  • 「家賃や住宅ローン返済で毎月の支払が大きかった」…16.4%

【子供の事情】

  • 「高額な授業料(目安:年間120万円以上)がかかる学校を志望していた」…46.7%
  • 「自宅外通学が必要だった」…27.8%
  • 「長期間(目安:5年以上)通う学校を志望していた」…8.3%
  • 「大学院などに更に進学することとなった」…7.0%

保護者事情・子供の事情のどちらにおいても、準備していた教育資金以上にお金がかかったということが分かる内容になっており、それを踏まえて教育資金を準備しておく必要がありそうです。