【単身世帯】20~60代の貯蓄平均額

次に、単身世帯の平均貯蓄額を見ていきましょう。

【単身世帯】貯蓄額平均/中央値/貯蓄ゼロ率

  • 20代:113万円/8万円/43.2%
  • 30代:327万円/70万円/31.1%
  • 40代:666万円/40万円/35.5%
  • 50代:924万円/30万円/41.0%
  • 60代:1305万円/300万円/29.4%

二人以上世帯と比べると、貯蓄中央値がぐっと下がるのが分かります。100万円を超えるのは、60代になってから。これも退職金によるものと考えられるでしょう。

貯蓄ゼロ世帯の割合も基本的に3~4割で推移しています。ここからわかるのは、単身世帯こそ貯蓄の工夫を取り入れるべきということ。

1人で稼ぐことになるので、なかなか貯蓄に回せないかもしれません。ただ、ひとりで生きていくということは老後、年金生活になってもひとりで生活するということです。

ライフイベントに変化があまり見られないと、貯蓄を意識せずになんとなく過ごしてしまうこともあります。思い立ったが吉日。まずは少額からはじめて、「貯まる実感」を得られるとモチベーションも上がるでしょう。