【二人以上の世帯】20~60代の貯蓄平均額

今回は金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(2020年)」を参考に、まずは二人以上世帯の貯蓄額を見ていきます。

【二人以上世帯】貯蓄額平均/中央値/貯蓄ゼロ率

  • 20代:292万円/135万円/16.0%
  • 30代:591万円/400万円/8.2%
  • 40代:1012万円/520万円/13.5%
  • 50代:1684万円/800万円/13.3%
  • 60代:1745万円/875万円/18.3%

平均は一部の富裕層に引っ張られやすいもの。参考になるのはより実態に近い中央値でしょう。

30代の貯蓄中央値は400万円。それ以降、年代が上がるにつれて増え、50代では800万円です。平均で見ると、1000万円を超えるのは40代ですね。

30~40代はまだ収入が上がるさなかで、住宅ローンや教育費の負担を抱える時期。お子さんが小さいと女性が思うように働けないご家庭も多いですよね。

50代以降になれば平均・中央値ともに貯蓄額も大きくなります。

一方で、貯蓄ゼロ世帯も一定数いることが分かります。