3月に入り、季節は春。お子さんの入学や転職など環境が変わる方も多く、マネープランについて見直す方もいるでしょう。
将来の老後資金を貯めるための方法として、考える方も多い「iDeCo(個人型確定拠出年金制度)」。実際に始める場合、どの金融機関で口座を開設したら良いでしょうか。
今回はネット証券の最大手であるSBI証券と楽天証券を比較して、両社の違いをご紹介します。ご自身に合った証券会社を選びましょう。
iDeCo(個人型確定拠出年金)のおさらい
iDeCo(個人型確定拠出年金制度)は、将来の老後資金を運用しながら貯める制度です。毎月決められた上限額内でお金を拠出し、自分で商品を選んで買付を行います。iDeCoでは、以下のような税金での優遇制度があるのが最大のメリットです。
- 毎月の掛け金は、全額所得控除することが可能
- 運用で儲かった利益は全て非課税となる
- お金を受け取る際に、一時金受取を選択すると「退職所得」となり、一般的な所得よりも税金が安くなることがある
ただし、iDeCoは60歳以降にならないとお金を引き出すことができないので、注意が必要です。
税金面で受けられるさまざまなメリットを活かしながら、自分の将来の年金としてiDeCoで資産運用をはじめるといいでしょう。