リーズナブルでボリュームたっぷりの牛丼。ランチに夜食によく食べるという方も多いのではないでしょうか。吉野家、すき家、松屋の3ブランドが有名ですが、最近ではくら寿司も牛丼を出して話題になりましたね。
では、少し視点を変えて「よりお得に食べる」という観点から3月に権利確定を迎えるすき家(ゼンショーホールディングス)と松屋(松屋フーズ)の株主優待を比べるとどうなるのでしょうか。
※株価、優待利回りは2017年3月1日終値ベース
素材の味が魅力!プレミアム感を求めるなら松屋?
まずは松屋フーズ(9887)が運営する松屋から。メニューは定番の牛めしはもちろん、カレーやハンバーグ定食などバラエティに富んだラインナップです。また、関東地方の松屋を中心に販売されている「プレミアム牛めし」はお肉が柔らかく、通常の牛丼とは一線を画したプレミアム感。素材を生かした薄めの味付けです。
松屋フーズの株主優待では、松屋をはじめ、松のや、松乃家、チキン亭など、同社が運営する店舗で使える優待券が年1回・10枚もらえます(3月末に100株以上保有する株主対象)。
また、指定メニューであれば大盛りにすることもできます(一部メニューには追加料金が必要)。もし「プレミアムおろしポン酢牛めし」の特盛(税込730円)を10回食べるとするなら、年間の株主優待の価値は7,300円にもなります。
同社株への最低投資金額は約42万円なので、優待利回りは上記のケースであれば約1.7%です。逆にすべてプレミアム牛めしの並盛にした場合、380円×10回で3,800円相当分にしかならず、優待利回りは約0.9%と激減してしまいます。
毎回一番リッチな牛めしを特盛で!という方ならお得に使えそうですね。ただし、プレミアムおろしポン酢牛めし(特盛)は1,330キロカロリーです。体重が気になる方はご注意を。
出所:松屋フーズの株主優待情報
秘伝のタレはパンチのある味!手軽さを求めるならすき家?
一方、ゼンショーホールディングス(7550)が運営する「すき家」では、牛丼だけでなく、豚丼、まぐろ丼なども人気です。牛丼に関しては、お肉の赤身と脂身のバランスにこだわってるだけでなく、お肉と玉ねぎの比率、玉ねぎの厚みにまでこだわっています。
社員でも数人しか配合を知らないという秘伝のタレは松屋に比べるとパンチのある味。そのせいか、お子様や若い方に比較的人気が高いようです。
同社の株主になると、すき家のほか、親子丼の「なか卯」、ファミリーレストランの「ココス」など、同社がチェーン展開している店舗で利用できる優待券がもらえます(3月末・9月末の株主対象)。
100株保有の場合なら、もらえる優待券は半期で1,000円分、年間2,000円分です。最低投資金額は20万円を切る水準で、優待利回りは約1.1%。牛丼の並盛(税込350円)なら5回分なので少々物足りなく感じますが比較的手を出しやすい優待といえるのではないでしょうか。
出所:ゼンショーホールディングスの株主優待情報
参考(株1):ゼンショーホールディングス(7550)の株主優待!丼や寿司をお腹いっぱい食べる!
株主優待をもらうには?
お得でおいしい体験ができる株主優待ですが、もらうためには証券会社に口座を開設する必要があります。口座開設の簡単さや投資する際の手数料の安さを追求するならば、ネット証券がおすすめです。
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いかがでしたか? どちらの株主優待にもそれぞれの特徴があって魅力的ですね。気になる方はぜひ検討してみてください。
LIMO編集部