最近、株式市場に影響を与えるニュースが報道されています。

オミクロン株の拡大、急激なインフレ、米国の金融政策の行方、ウクライナ問題など。
一方、この不安定な株式相場をうまく利用して不労所得を得ている方もいることでしょう。

株式の短期トレードはハードルが高く、一般の会社勤めの方であれば時間も十分にとれないことと思います。

そのため、今回は時間がない方でも保有しているだけで不労収入が得られる4つの方法を、元証券会社員が解説します。

経済的自立と早期リタイヤを意味する「FIRE(ファイヤー)」を目指す上で参考になれば幸いです。

月30万円の不労所得で足りるのか

今回は不労所得の金額として月30万円、年360万円を前提にします。
果たしてこの金額だけで生活が送れるのか、総務省「家計調査2020年(令和2年)平均」を参考に確認しましょう。

【図表】毎月の生活費は?

出典:総務省「家計調査2020年(令和2年)平均」

  • 消費支出(総世帯):1世帯当たり23万3568円
  • 消費支出(二人以上の世帯):1世帯あたり27万7926円

仮に夫婦二人の生活だとしても消費支出は30万円以内に収まっていることがわかります。

FIRE達成後は、支出や運用状況には気を配りながら生活することになるため、パートナーの理解も得る必要がありそうですね。