「本当は専業主婦になりたい」働く女性は約3割

一方で、働く女性の中で、本当は専業主婦になりたいと思う女性は29.8%。年代別にもみてみましょう。

本当は専業主婦になりたい有職女性

全体29.8%

  • 20代:41.7%
  • 30代:26.6%
  • 40代:29.4%
  • 50代:27.0%
  • 60代:17.4%

※ソニー生命調べ

特に20代の方で4割以上と多い結果となりました。

20代はお子さんが小さい方も多い年代。特に0~2歳の子の育児中は慢性的に睡眠不足になることも多く、子どもから目を離せない時期で終始神経も使うため、仕事と育児の両立を難しく感じる方は多いでしょう。

実際には専業主婦であっても、終わりのない家事・育児の負担は大きいものです。同調査より、全回答者に日々の家事・育児や地域社会での貢献などを時給に換算するといくらになると思うか聞いたところ、平均額は以下の通りでした。

  • 「(未就学児の)育児・世話」(1673円)
  • 「(小学生以上の子どもの)育児・世話」(1376円)
  • 「PTA活動」(1286円)
  • 「親戚づきあい」(1200円)
  • 「食事の準備・後片付け」(1184円)
  • 「掃除・洗濯」(1030円)
  • 「地域とのつきあい(自治会・町内会など)」(1016円)

上記以外にも見えない家事・育児は山ほどあります。

実際に育児をはじめてみて、仕事との両立の難しさを痛感する人は多いでしょう。また、もともと家事や育児を得意とする方や主婦として家庭を守ることが好きで向いている方も一定数いると考えられます。