3月になり、お子さんの入園や入学準備を本格的に始める方も多いでしょう。4月以降の生活を想像しながら、「子どもがいない間は働こうかな?」と考える方もいるのではないでしょうか。
時代とともに変化する、結婚後の女性の生き方。少し前までは専業主婦が多かったですが、現代では共働きが主流です。
中には家庭の状況により、働かざるを得ない人、逆に専業主婦にならざるを得ない人もいるでしょう。時代や家庭により左右されやすい女性ですが、本音の部分ではどのように感じているのでしょうか。
今回は結婚後の女性の動き方をみながら、働く女性に視点をあててその本音をみていきます。
現代の主流は妻がパートの共働き世帯
内閣府男女共同参画局の「結婚と家族をめぐる基礎データ」より、まずは共働きや専業主婦の世帯数と1985~2020年までの推移を確認しましょう。
上記によると、2020年の世帯数は以下の通り。
- 共働き世帯(妻がパート(週35時間未満)):668万世帯
- 男性雇用者と無業の妻(専業主婦)から成る世帯:571万世帯
- 共働き世帯(妻がフルタイム(週35時間以上)):483万世帯
1990年代に専業主婦より共働き世帯が上回り、共働き世帯(妻がパート)が主流となっています。
共働き世帯でも、妻がフルタイムの世帯数は35年間増えておらず、基本的に400万台世帯で推移しています。時代は変わったとはいえ、子育て世帯がフルタイムで働くのはまだ難しいようですね。
2022年4月から男性の育休が段階的に施行されますが、まだ女性側の育児や家事、介護の負担が大きいでしょう。