貯蓄の方法別・メリットとデメリットとは

65歳以上の貯蓄内訳を参考に、貯蓄方法を分散させることを検討してみましょう。

すでに実践している方でも、ライフイベントや社会の情勢で、その配分を見直した方がいいケースもあります。

この機会に、貯蓄方法別のメリットとデメリットを整理しましょう。

預貯金のメリット

  • 銀行が破綻しない限り、元本は保証されている。万が一破綻した場合も、1000万円とその利息分は保証される。
  • 現金が必要になったとき、引き出しやすい
  • 使い道が限定されないので、どんな用途にも使える

預貯金のデメリット

  • 低金利の今、利息はほとんどつかない
  • 現金が必要になったとき、つい使ってしまうリスクがある
  • インフレが起こったとき、価値が下がってしまう

保険のメリット

  • 強制的に月々積み立てられるので、意思が弱い人でも続けやすい
  • 生命保険料控除により所得税や住民税が軽減される
  • 保険会社が破綻しない限り、保証されている
  • 変額保険や外貨建て保険を選べば、運用成果によって増やすことも可能

保険のデメリット

  • 途中で解約すれば、それまで払ってきた保険料より解約返戻金が少ない可能性がある
  • 変額保険や外貨建て保険だと、運用成果によって減るリスクがある
  • 満期金が固定されている保険だと、インフレのリスクがある
  • 「学資保険」「年金保険」など、支払われるタイミングや使途が決まっている

資産運用のメリット

  • 運用成果によっては資産を増やせる可能性がある
  • インフレリスクに備えられる
  • iDeCoやつみたてNISAなど、税制優遇されたタイプもある

資産運用のデメリット

  • 運用成果によっては資産が減るリスクがある
  • 金融リテラシーや情報が必要

上記でまとめたものは一般的なもので、個々に「メリット」「デメリット」と感じるポイントが変わることもあります。

とれるリスクを考慮しながら、「お金を守り育てる」という視点を大切にしたいですね。

参考資料

LIMO編集部