大手対面証券にいると、FXやCFDのことはよくわからない

「証券会社で働いているからと言って、FXのことを聞かれても困る。FXは自分たちが扱わない種類の金融商品なので、実態に即した話はできない」と話すのは大手対面証券会社で営業の仕事をする20代のBさんです。

「最近はネット証券の台頭で、結構FXのようなレバレッジがかかった商品を個人投資家が気軽に取引するようになっている。それが良い、悪いということではないが、対面証券で営業の仕事をしているとネット証券のことはよくわからないし、FXを自分で取引することもできないので正直何もわからない」と話します。

大手対面証券で営業の仕事をしている人にとっては、FXやCFD、先物オプションなどのデリバティブ取引と呼ばれる商品は少し縁遠い存在のようです。

FXは比較的短期間で取引を行うものですし、株のような取引手数料を取るような商品性ではないので、対面証券でお客様に営業して買ってもらうということもありません。近年はネット証券の台頭でFXも身近な存在となりましたが、それを直接販売するわけではない対面証券の営業員にとっては説明が難しいようです。