おわりに
厚生年金の受給額がピンキリであることについて、実際に受給されている年金をみながら解説しました。
お金について考えるとき、将来になればなるほど不確定要素が多すぎるため、どうしても平均値を参考にしてしまいます。
ざっくりと計算する分には構いませんが、将来のマネープランを考えるときは、できれば「自分の場合」の金額でシミュレーションしたいところです。
厚生年金の受給額は、現役時代の収入や加入期間で決まります。「たくさん稼いだ人」「長く働いた人」が有利になるということです。
現役時代の収入格差が将来の年金格差につながるととらえ、今から老後資金の準備をしておきたいですね。
今回ご紹介した資料が、将来を考えるきっかけとなりましたら幸いです。
参考資料
LIMO編集部
執筆者
LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ49年(589か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2024年9月30日)。