制作会社が自ら「無限列車編」上映を続ける理由
では、ufotable CINEMAで現在も無限列車編の上映を続ける「他の理由」とは一体何でしょうか?
ufotable制作のアニメーションは、その映像の美しさ・クオリティの高さによって、顧客に支持されていますが、それゆえに制作にかける工数も一定以上となっています。
したがって、下記のように「鬼滅の刃」のアニメーションシリーズは作品ごとに1年ほどのブランクが存在しているのです。
<シリーズ別の初回放映・公開日>
- 竈門炭治郎 立志編:2019年4月6日~9月28日放映
- 劇場版 無限列車編:2020年10月16日公開
- テレビアニメーション版 無限列車編:2021年10月10日~11月28日放映
- 遊郭編:2021年12月5日~2022年2月13日放映
作品が放送されない=制作中の間は何らかの形でユーザーに覚えてもらい、忘れずに次を観てもらう必要があります。
その試みの一環として、自社で経営している映画館でリバイバル上映を続けている……という可能性があるのです。
今までの流れを踏まえると、次回作の「刀鍛冶の里編」は2023年頃放映となりそうです。
それまでの間、私自身も作品の完成を楽しみに待ちたいと思います。
参考資料
- テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編 公式サイト
- 株式会社アニプレックス「『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編 テレビアニメ化決定!」
- 株式会社アニプレックス「『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』全世界累計来場者約4135万人・総興行収入約517億円記録のご報告」
- 有限会社興行通信社「歴代興収ベスト100」
- 映画.com「「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」の映画館(上映館)」
- ufotable CINEMA『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
- ufotable CINEMA「『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』公開1周年に併せて"ufotable CINEMA"でのコラボレーションが決定!」
- 日本経済新聞「千と千尋、興収316億円に リバイバル上映分を上積み」
當瀬 ななみ