夫に内緒の貯金、何に使う?
50代の専業主婦の3割以上が300万円以上も貯めている「内緒の貯金」。300万円以上の高額になると、それなりの理由がなければなかなか貯まるものではありません。みなさん何に使うために内緒で貯めたのでしょうか。
参考までに、株式会社ハルメク生きかた上手研究所が、50〜79歳の既婚男女600名を対象に行った「夫婦関係と生活に関する意識調査」(2021年11月15日公表)によると女性のへそくりの使い道は以下の通り。
- 予期していない突発的な出費への備え:44.1%
- 自分の老後の生活費として:39.0%
- 自分の趣味や好きなことに使う:35.3%
- 将来の自分の病気や介護への備え:30.9%など
3割以上を占める理由は上記の通り。万が一の時や好きなことのためだけでなく、老後の生活費や将来の病気・介護への備えとする人も多いようです。
厚生労働省によると、2019(令和元)年の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳。女性の方が男性より、約6歳寿命が長い傾向にあります。
以前の調査にはなりますが、厚生労働省の「平成21年(2009)人口動態統計(確定数)の概況第6表 初婚夫妻の年齢差別にみた婚姻件数・構成割合の年次推移」によると、平成21年の初婚夫妻の年齢差は夫が年上が56.3%、妻が年上が23.7%、夫婦同年齢が19.9%。
約7割強の夫婦が年齢が同じ、もしくは男性の方が年上です。
このような傾向から、現在配偶者がいる方でも、老後はひとりになる女性は多いと考えられるでしょう。50代は、ひとりになったときの老後についてよりリアルに考える年代なのかもしれませんね。