オンラインでも親のフォローは必須

たとえ家でオンライン授業が可能となっても、接続を始め子どもが集中して取り組むかどうかは親のフォローが必要です。6,7歳の小学1年生が1人でセッティングし学校と同じように先生の話を聞けるか、と言われてもかなり難しいものがあります。在宅勤務が可能な職種は限られていますし、授業をオンライン化しても学校とは勝手が違います。

「元気に学校に行き授業を受けていく」という大前提が崩れてしまったコロナ禍は予期せぬ休校もあり、家での過ごし方や学習機会の確保などが各家庭任せになりました。

たしかに公教育でのICT機器の配布は行き渡っていますが、理想的な運用まで道半ばの状態です。コロナ禍が収束するまで教育格差が拡大するのは避けられないことを前提に、その振り幅をどれだけ小さくできるかという議論も必要になってくるのではないでしょうか。

参考資料

中山 まち子