1位の神奈川県と47位の宮崎県の差はいくらか

意外かもしれませんが、厚生年金の月平均受給額で最も多いのが神奈川県でした。その月平均受給額は16万6270円でした。

東京都が一番多いと考えた方も多いのではないでしょうか。

一方で、もっとも低いのが宮崎県の12万3098円でした。

単純比較だけでも、月平均で4万3172円の差があることになります。

出所:厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

では、どれくらいの開きがあるのでしょうか。今度は、パーセンテージで見てみましょう。

以下のように計算してみましょう。

神奈川県と宮崎県の月平均年金収入の差

神奈川県の厚生年金保険の平均年金月額÷宮崎県の厚生年金保険の平均年金月額=年金の差

16万6270円÷12万3098円=1.35

ということで35%も開きがあります。

決して小さな開きではないといえます。

もっともこれは過去のお仕事の仕方が影響するためです。会社員であれば厚生年金に入りますし、自営業であれば国民年金ということになります。

したがって、県民の方の過去の仕事とその構成が影響するということであって、都道府県ごとに年金額が異なるというわけではありません。