「中6日ローテーション」が二刀流の継続条件

大谷選手は登板日以外DHとしても出場し続けるため、コンディション管理が非常にたいせつです。NPB時代は登板日の前後に休養日を設けていました。

ベストパフォーマンスを発揮し続けるためには、身体の回復にかける時間を長く確保する必要があります。しかし、中6日よりも長く回復時間を設けられる可能性は低いでしょう。

MLBのアクティブ・ロースター(公式戦出場可能選手登録枠)は26人で、ピッチャーの登録は13人以内と決まっているからです。

先発ピッチャーの数が多過ぎると戦術の幅が狭まり、特定のリリーフピッチャーへの依存が高くなります。

登板過多に陥るとパフォーマンス低下や故障につながるため、多くのチームがリリーフの選手を多く登録します。

昨シーズン同様に、疲労を軽減しフレッシュな状態を保てるかが重要となるでしょう。エンゼルスの指揮を執るマドン監督のマネジメントに注目が集まります。

まとめ

3つの理由から大谷選手のここまでの投手成績を振り返りました。二刀流選手としてフル回転した大谷選手への期待は、昨シーズン以上に高まっています。

特に投手陣は先発・リリーフ共に他チームと比べると層が薄く、大谷選手にエース級の働きが求められます。シーズンを怪我なく完走できることを祈りたいものです。

参考資料

LIMO編集部