「年収400万円台世帯」家賃は平均約7.6万円

住む場所を選ぶ際、多くの方が気になるのが家賃ですよね。暮らしやすい場所に住みたい一方で、人気の街は家賃も高めです。

国土交通省の「令和2年度住宅市場動向調査報告書」によると、民間賃貸住宅入居世帯の世帯年収は「400万円未満」の世帯が最も多く、29.4%でした。次に「400万~600万円未満」が 27.3%です。

出典:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査報告書』

民間賃貸住宅に入居している世帯の平均年収は486万円。年収400万円台の世帯が一般的なようですね。

平均家賃をみると、月額「7万6059円」、平均共益費は月額「4575円」でした。合計で約8万円になります。

月額家賃の分布も確認しましょう。

出典:国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査報告書』

最も多い順に「7.5万円未満」(41.4%)「10万円未満」(20.3%)「10万円以上」(19.1%)「5万円未満」(17.5%)でした。

先ほどの人気ランキングの家賃は1LDKです。三鷹や川崎になると1LDKでも10万円を越えていましたね。

年収400万円台の手取りを計算してみましょう。

  •     平均給料・手当:379万9000円
  •     平均賞与:67万6000円

平均給与(年収):447万5000円

※国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査」の「第3表 給与階級別の総括表」より抜粋

平均給料・手当は約380万円なので、月の額面給与にすると約31万円。社会保険料や税金を引いた手取り額は約25万円と考えられます。

手取り約25万円のうち、家賃が約8万円とすると、月収のうち家賃はおよそ3割程度の方が多いと考えられます。固定費は抑えたいところですが、住む場所によってやお子さんがいるご家庭では3LDK等になると家賃の負担も上がるでしょう。