少子高齢化社会の日本。働く人手が少なくなると、仕事量が変わらない職種はこれまでより大変になりそうですね。

そこで今回はサラリーマンの年金事情から明らかになる”老後格差”にフォーカスして検証していきます。

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厚生年金、受取金額の平均はどのくらい?

まずは、厚生年金の平均受給額を見ていきましょう。
2020年12月に厚生労働省年金局が公表した「令和元年度 厚生年金・国民年金事業の概況」で確認していきます。

厚生年金:平均年金月額

男女平均額:14万4366円

  • 男子平均:16万4742円
  • 女子平均:10万3808円

国民年金の平均月額が5万円台なので、厚生年金の受取金額が手厚いことがよく分かりますね。

ただ、厚生年金については、男女別に見ると6万円ほどの差があります。
特に女性の場合は、厚生年金を受け取れる場合でも老後の生活費として足りなくなることもあるかもしれません。

国立社会保障・人口問題研究所によると、単独世帯が2040年には4割に増える予測がなされています。

女性の「おひとりさま」の方は、特に注意が必要かもしれません。
ただ、これはあくまで平均受給額ですので、次は年金月額別に受給者数を見ることで、年金受給の実態に迫ります。