各事業の動向を振り返る
既述の通り、3Q決算では映画事業とEP&S事業が業績に大きく貢献しました。
映画事業の売上高は9267億円(前年同期比+67.6%)、セグメント利益は2064億円(同2.6倍)となりました。
増収増益の内訳としては、事業売却に伴う一時的な利益もそれなりにウエイトを占めているものの、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の貢献による興行収入の増加など、真っ当な事業展開での収益計上も寄与しました。
EP&S事業の売上高は1兆8451億円(前年同期比+15.8%)、セグメント利益は2245億円(同+51.8%)となりました。
増収増益の内訳としては、為替変動の影響やデジタルカメラの製品ミックス改善となりました。
なお、3Q単体で見てみると、EP&S事業は減収減益となった一方、映画事業は売上高が2.4倍、セグメント利益は7.4倍にまで増えました。