貯蓄を効率的に伸ばすには

昔から日本人は、その勤勉さから「お金を貯める=頑張って働いて稼ぐ」や「無駄遣いが多いから節約して切り詰める」など、どちらかというと自らが主体的に頑張ってお金を増やそうとしがちです。

しかし、今の日本は好景気とは言い難く日本人の給与もこの30年間で、ほぼ横ばいです。

節約するにしても、最低限維持をしたい生活レベルもあるので限度があります。

そこで考えたいのが「お金に働いてもらう」ということです。

今回、年収400万円台世帯の貯蓄の内訳でも見たとおり、大半の日本人は貯蓄の半分以上を預貯金で保有しています。

預貯金は元本が保証されていて投資や株のように、いきなり資産が大きく減るという事がありません。

しかし、ただ預けているだけですので大きく増える可能性も低いでしょう。

一方で「お金に働いてもらう=資産運用」は元本が大きく減る可能性もあります。ただ、10年20年以上と長期で運用を行えば運用成績も安定し、元本割れをおこすリスクを抑える事が可能です。

投資は初めてという方は、少額から積立できる「つみたてニーサ」や節税効果の期待できる「イデコ」の情報収集をしてみると良いかもしれません。

どちらも少額から非課税で積立投資できるという特徴があります。

長引く低金利でお金を銀行に預けるだけでは増えない時代に、国が用意してくれた「少額から非課税で投資できる制度」。まずはじっくり調べてみることをおすすめします。

参考資料

鶴田 綾