株式会社外為どっとコムが2022年1月6日~11日の間、銀行預金以外の投資に興味がある18歳~60代の男女500名に行った「2022年投資・副業のお金意識調査」によると、老後2000万円問題に順調に準備できているのは26.0%でした(2022年1月27日公表)。
逆に言えば、7割以上の方が順調に対策できていないことになりますね。
「計画はできているが不十分だと感じている」「不安があるがどうしたらいいかわからない」が57.6%と、およそ6割弱を占めています。老後のために2000万円準備できるか不安だけど、何をすればよいのかわからない……そう感じる人が大半ではないでしょうか。
実際に老後資金は何で準備している人が多いのでしょうか。
何で老後資金の準備をしているか
同調査より、具体的に何で老後資金を準備しているのか見ていきましょう。
最も多くを占めたのは「毎月決められた額を貯金・預金している」でした。老後の生活費や万が一のことがあったときに備える資金ですから、まずは預貯金でしっかり貯めたいですよね。
「毎月決められた額」というのもポイントでしょう。毎月給料日に自動的に貯めていく「先取り貯金」は、手間なくしっかりと貯めることができます。
ただし無理のある金額を設定すると赤字になってしまうので、無理のない範囲からはじめることが大切です。
預貯金の場合は、途中で引き出してしまうリスクも高くなります。老後資金用の口座を作って、カードは持ち歩かないなどの工夫をして引き出さないようにしましょう。
預貯金と同程度の人が行っているのが「資産運用」です。
メガバンクの普通預金金利が年0.001%程度の現代。貯蓄の一部に運用を取り入れるというのも、資産を増やすためには有効でしょう。
いまは銀行においておけばお金が増える時代ではありませんが、つみたてNISAやiDeCoのように運用益が非課税になる制度があります。中でも初心者の方がはじめやすいのが、途中で引き出すこともできるつみたてNISAでしょう。