リタイア後の資産は自分で作る

年金受給額が「20万円以上」と「10万円未満」の割合を見ていきました。男性と女性でも差がみられましたね。リタイア後の生活費を考えると、年金額だけでは生活が苦しくなる可能性もあります。

生活費だけでなく介護費用なども踏まえると、「リタイア後の資産は自分で作る」という視点が必要になるでしょう。リタイアまでは数十年あるという方も多いはず。長期の準備期間がある場合、ぜひ検討したいのが資産運用です。

資産運用には「お金が減るリスク」「怪しい勧誘」というマイナスイメージを持たれる方もいます。ただ、長期・分散・積立という3原則を守れば、リスクを抑えることは可能です。博打や競馬のように「一発当てる!」という性質ではなく、コツコツ積み立てるという観点から見れば、預貯金に近いと言えるでしょう。

運用成果が見込めれば、複利の効果で増やすことも可能に。もちろん預貯金にも元本が減らないという強みがあるので、分散させることが基本となるでしょう。

資産運用はあくまでも方法の一つで、他にも準備方法はたくさんあります。選択肢をたくさん知るほど有利になるため、まずは情報収集から始めてみましょう。

参考資料

太田 彩子