老後に向けて自分で対策を

年金受給額の状況や、2022年度の年金目安額を見ていきました。自分の年金目安額については、「ねんきんネット」などで確認できます。働き方や収入が変われば見込額も変わるので、定期的に確認する習慣をつけましょう。

合わせて老後に向けた自助努力も必要です。現役時代から退職後を見据え、しっかり対策しておきたいですね。教育費や目の前の生活費でつい使ってしまう場合は、お金の置き場所も考えてみましょう。給与天引きの貯金制度があれば利用し、なければ貯蓄型保険や資産運用など、「手をつけにくい」場所にお金を預けるのも一つです。

将来になってから慌てることのないように、コツコツ準備を始めていきたいですね。合わせて、今回の改正のような情報は積極的に手に入れておくと強みになります。制度の改正は決して遠い存在ではなく、多かれ少なかれ自分に影響を与えます。さまざまな情報にアンテナを張り、マネープランに組み入れましょう。

参考資料

太田 彩子