人生100年時代の幕開け。
ギネスによると、世界最高齢の存命者は、日本人女性で119歳だそうです。
また、世界最高齢の双子も、日本人の姉妹です。
日本は超長寿国家で、現在の平均寿命は男性が81.64歳、女性が87.74歳となっています。
そんな、長寿国家の日本ですが、長生きするには頭が痛い問題が一つあります。
それは「お金の寿命」です。
当然ですが、お金は増えなければ、使うほど減ってしまいますよね。
老後年金だけでは足らないとすれば、どのように「お金の寿命」を伸ばすかが大切になってきます。
そこで今回は、70代から先の貯蓄額をみていき、どうしたら「お金の寿命」を伸ばせるのか検証していきましょう。
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70歳以上の貯蓄は平均でいくら?
さっそく、実際の70歳以上の方々がどれくらい貯蓄されているか見ていきましょう。金融広報中央委員会が2021年2月に公表した「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和2年(2020)調査結果」を参考にします。
70歳以上:金融資産保有額(金融資産保有世帯)
- 平均値:2208万円
- 中央値:1394万円
続いて、金融資産を保有していない世帯を含む数字を見てみましょう。
70歳以上:金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯含む)
- 平均値:1786万円
- 中央値:1000万円
70代以上の貯蓄額は、平均1786万円、中央値1000万円という結果になりました。
平均値と中央値に関しては、順番に数値を並べて真ん中にきた数値である中央値の方が実態に近いといわれています。
そのため、中央値の1000万円が実状に近いと言えるでしょう。