習い事の辞め時を考えることも必要
ひと昔前とは異なり、乳幼児期から気になる習い事が多種多様あると入会したくなるのが親心。知り合いに複数の習い事をしている家庭があればなおのこと気になったり焦ったりします。
しかし、あまり考えずに早い時期から習い事を始めてしまうと月謝の積み重ねも無視できず、ある程度「辞め時」を想定し、習い事を吟味することも必要です。
高校入学から大学卒業までにかかる教育費は、国公立大学への進学だと743万円、私立大学文系では951.6万円、私立大学理系で1083.4万円になります(日本政策金融公庫 令和3年度「教育費負担の実態調査結果」)。
大学進学を予定しているが国公立か私立かでも教育費がかなり変ってきます。「まだまだ先のこと」と高を括ることなく、子どもの進路進学を考えて習い事を取捨選択して家計をコントロールすることも大切です。
多くの習い事は学年が上がると月謝が上がります。とくに塾に関しては受験学年の相場は上がることがほとんどで、そこに季節講習会が加わるとかなりまとまったお金が必要となってきます。
少子化により習い事や教育産業の低年齢を対象とした囲い込みが熱くなっていますが、教育関連といえども企業です。消費者目線を持って冷静に判断し考えていくことも肝要です。