SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が2021年12月3日~4日の間、20歳~29歳の男女1000名を対象に行った「20代の金銭感覚についての意識調査2022」によると、出産・子育て(1人)しようと思える世帯年収額は600万円でした(2022年1月13日公表)。

前回調査の700万円よりは下がっているものの、世帯年収で600万円は必要だと感じる若者が多いようです。

では、実際に子育て世帯の平均年収はいくらでしょうか。共働き世帯と専業主婦世帯にも分けて、いまの子育て世帯の年収に迫ります。

出産・子育てしようと思える世帯年収は600万円

まずは同調査より、20代が出産・子育て(1人)しようと思える世帯年収を確認しましょう。

出典:SMBCコンシューマーファイナンス株式会「20代の金銭感覚についての意識調査2022」

  • 「500万円あれば」までの合計:38.4%
  • 「600万円あれば」までの合計:50.0%
  • 「700万円あれば」までの合計:59.6%

20代の約半数が結婚しようと思えるのは世帯年収600万円でした。

また、「年収がどんなに多くても、したいと思えない」という人は14.5%。前回は24.2%とおよそ4人に1人を占めていましたが、今回は約10ポイント減少しています。

その要因は色々と考えられますが、前回調査はコロナ禍1年目ということも関係しているのかもしれません。

子育てには日々の生活費のほか、習い事費用や塾代、大学費用などお金のかかることが多いのでまとまった年収が必要だと感じる若者が多いのでしょう。