中古車のアルファードを安く買うための注意点とは
「最新式のアルファードが300万円以下で買える!」と聞くと、嬉しい半面「何か注意すべき点があるのでは?」という気持ちになるかもしれません。
そこで、年式以外で中古車価格に影響を与えるポイントもいくつかご紹介しておきます。
1.走行距離
年式が「新しさ」を表す一方、走行距離は「使われた度合い」を表す尺度となります。似て非なるものですが、当然中古車は使い込まれたものであればあるほど価格も安くなります。
2.もともとのグレード等の違い
これは当然ともいえますが、もともとのグレードが高かったり、オプションが多く付いていたりすると、中古車としての販売価格も高くなりやすいです。
アルファードのメーカー希望小売価格が約360万~780万円という点を踏まえると、中古でも600万円以上の値段が付けられている車は、相当ハイグレードな型ということでしょう。
3.人気の違い
人気が高いタイプはそれだけ中古車市場での流通数が多く、その分価格競争の中で値下げされていることがあります。
4.タイミングの違い
多くの中古車業者は、本決算前の時期である2~3月に値下げする傾向があります。急いで購入する必要のない人は、2~3月まで待つのもいいでしょう。
また、年度末やフルモデルチェンジの時期にも、新車を買おうとする人が増え、中古車の在庫もそれに沿って増えるので、価格は下がりやすくなります。
一方で、多くの人が新生活を始める4月やボーナス時期(6月・12月)などは、需要の増加から中古車在庫が減り、値下げが期待しづらくなります。
5.事故歴・修理歴の有無
いくら新しく、使われた度合いが少なくとも、事故歴・修理歴のある車は安くなりやすいです。これらは「整備記録簿」を見るとわかるので、気になる人は業者に見せてもらうとよいでしょう。
執筆者
1991年生まれ。新潟県新潟市出身。2022年に株式会社モニクル傘下の株式会社ナビゲータープラットフォームに入社し、現在はメディア事業部・メディアグロース企画推進室マネージャー。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」を中心に、多くの読者の方に幅広いコンテンツを届けるための戦略立案に従事している。
それ以前は、LIMO編集部にてアシスタント・コンテンツマネージャー(ACM)として従事。第一報として報道されるニュースを深堀りし、読者の方が企業財務や金融に対する知的好奇心を満たしたり、客観的データや事実に基づく判断を身に付けられたりできる内容の記事を積極的に発信していた。
入社以前は、株式会社フィスコにて客員アナリストとして約20社を担当し、アナリストレポートを多数執筆。また、営業担当として、IRツール(アナリストレポート、統合報告書、ESGレポートなど)やバーチャル株主総会サービス、株主優待電子化サービスなどもセールス。加えて、財務アドバイザーとしてM&Aや資金調達を提案したほか、上場企業向けにIR全般にわたるコンサルティングも提供。財務アドバイザリーファームからの業務委託で、数千万~数十億円規模の資金調達支援も多数経験。
株式会社第四銀行(現:株式会社第四北越銀行)、オリックス株式会社でも勤務し、中小・中堅企業向け融資を中心に幅広い金融サービスを営業した。株式会社DZHフィナンシャルリサーチでは、日本株アナリストとして上場企業の決算やM&A、資金調達などのニュースと、それを受けた株価の値動きに関する情報・分析を配信。IPOする企業の事業・財務を分析し、初値の予想などに関するレポートを執筆。ロンドン証券取引所傘下のリフィニティブ向けに、週間・月間レポートで、日本株パートを執筆。経済情報番組「日経CNBC」にて毎月電話出演し、相場や株価の状況も解説していた。
新潟県立新津高等学校を経て、2013年に慶応義塾大学商学部を卒業。学部では、岡本大輔研究会にて企業評価論、計量経営学を専攻していた。
最終更新日:2023/11/03